本日は都内墨田区へ。
すみサポにて関係者との打ち合わせと持続化補助金不採択者フォロー。さらに前向きに進むこととなりました。
台風が近づいてるようですが、気持ちのよいお天気でした。
今日の行政職の方々とのお話の中でも、今がすごい世の中が変わってる過渡期なんだろうなということをヒシヒシと感じてます。
物価が急激に上がっている。
おそらく日本の経済成長期にもあったと思うんだけどモノの価値価格について感覚がついていけてない。
消費者の可処分所得が追いついていない。いつまでも生活があと3万あれば、5万あればになっている。
消費者物価指数が平均3%ずつ上昇するとともに生産者物価指数が前月は2.7%増加。価格転嫁は順調かもしれないが、人件費転嫁が追いついていない。
ちなみに#ものづくり補助金の条件は、給料支給総額年1.5.パーセント以上。
サブ条件として一人当たりの付加価値上昇で最低賃金の平均上昇率は都道府県概ね3%前後。
クリアできなくて変換する事業者さん続出している。従業員がすぐやめてしまうことも問題。高齢化も問題。
このへんの数字感覚と実態を掴んでいないと事業者さんの今後の売上目標や人件費割合などに違和感が出てくる。気がつくと忙しいだけで儲かっていない状況に陥るだけでなく資金繰りや存続にまで影響が出る。
価格設定は本来この製品は価値がこのぐらいあるのでこの価格にしようと考えるのが基本なんだけど、度重なる材料費高騰と鬼ごっこしていて当たり前の価格設定ができていない。このへんをきちんとヒアリングして強みを再認識して市場と競合などを比較参考にしているか。価格交渉を根拠のもとに本気で行なっているのか。
売上が昨年と同じでいいが通用しない時代。それは実質マイナス。現状維持は対価。売上目標は15%から20パーセント上げていかないと追いつかない。値上げしてるんだから上がるのは当たり前に思わないと。
それでもね。事業者は頑張っていく。支援機関も身体を張って応援してきた。どんな不況も災害も乗り越えてきた。大変と言いながら。歯を食いしばって耐えながらも笑顔を絶やさずに。
そんな時だからこそ、支援者、専門家はのんびりチンタラしてられない。自分の得意なことしかやらず施策活用や事例研究と作成、デジタル、環境、ITなど新たな課題も一歩先に学び噛み砕いて教えていく。人を勇気づけていく。
そんな骨のあるゴツゴツした支援をしていきたい。今年度はかなり厳しく自分もすみサポコーディネーターにも要求しておりたぶん窮屈感を感じている方もいるかもしれないが危機感を持って仕事に当たらないと人を救えない。単なるダラダラ組織と人材になり必要とされなくなる。
そんな気持ちでスカイツリーを何度か眺めていた一日でした。
Facebook投稿より
